カイロプラクティックと整形外科の違い
カイロプラクティックと整形外科は、どちらも運動器の痛みや機能障害を扱う医療機関ですが、いくつかの重要な違いがあります。
資格
- 整形外科医: 医師免許を取得後、大学病院などで6年間の研修を経て、整形外科専門医を取得する必要があります。
- カイロプラクター: 国家資格はなく、民間資格の「カイロプラクティックドクター」や「カイロプラクター」などがあります。養成施設によってカリキュラムは異なりますが、2~4年間の学習が必要です。
アプローチ
- 整形外科: 骨折、脱臼、靭帯損傷などの外傷や、関節炎、骨粗鬆症などの疾患など、運動器の構造的な異常を診断・治療します。手術療法、薬物療法、理学療法などを組み合わせた治療を行います。
- カイロプラクティック: 背骨や骨格の歪み、関節の動きが悪いことなどが原因で生じる痛みや機能障害にアプローチします。主に手技療法を用いて、骨格の調整や筋肉の緊張をほぐし、神経の流れを改善することで、自然治癒力を高めることを目的としています。
検査
- 整形外科: 問診、視診、触診に加え、レントゲン、MRI、CTなどの画像診断、採血検査などを用いて、病態を詳しく調べます。
- カイロプラクティック: 問診、視診、触診、姿勢分析などを主に行います。必要に応じて、レントゲンなどの画像診断を依頼することもあります。
治療
- 整形外科: 保存療法が難しい場合は、手術療法を行います。保存療法でも、薬物療法、理学療法、装具療法などを行います。
- カイロプラクティック: 主に手技療法を用いて、背骨や骨格の調整、関節の運動、筋肉のストレッチなどを行います。生活習慣や姿勢改善などのアドバイスも行うこともあります。
費用
- 整形外科: 健康保険が適用されますが、3割負担となります。
- カイロプラクティック: 健康保険は適用されません。施術内容や施設によって料金が異なりますが、一般的には1回あたり5,000円~1万円程度です。
どちらを選ぶべきか
症状や原因によって、適切な医療機関は異なります。
- 骨折、脱臼、靭帯損傷などの外傷や、関節炎、骨粗鬆症などの疾患がある場合は、整形外科を受診する必要があります。
- 慢性的な腰痛、肩こり、頭痛、背中の痛みなどの症状で、整形外科で原因が特定できない場合は、カイロプラクティックを検討することができます。
以下に、それぞれの医療機関が得意とする症状の例を挙げます。
整形外科
- 骨折
- 脱臼
- 靭帯損傷
- 関節炎
- 骨粗鬆症
- 脊柱側弯症
- 椎間板ヘルニア
- スポーツ外傷
カイロプラクティック
- 慢性的な腰痛
- 肩こり
- 頭痛
- 背中の痛み
- 姿勢不良
- 関節の可動域制限
- 睡眠障害
- ストレス
**どちらの医療機関を受診するべきか迷っている場合は、かかりつけ医に相談することをおすすめします。
カイロプラクティック・整体
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腰痛
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慢性疲労
頭痛
片頭痛
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